top > コラム
【内科】インフルエンザ？かぜ？なにがちがうの？～予防接種を実施しています～
皆さま、こんにちは。
相模原市南区南台の内科・消化器内科「しのき医院」です。
冬がちかづいてくるとインフルエンザが気になりますね。
インフルエンザはかぜよりも感染力が強く、また 症状が重く合併症になりやすい病気です。
「かぜと同じ対策でいいのかな」と安静にしているうちに症状がひどくなることも。
今回は、かぜとインフルエンザのおもな症状の違いをお話しします。
インフルエンザは症状の表れ方が急激、かぜはゆっくり
●かぜの特徴
- 原因：アデノウィルスやライノウイルスなど
- ウイルスの活動時期：夏風邪などがあるように一年中かかる可能性がある
- 症状：37℃～38℃の熱・鼻水・咳 ・のどの痛みなど
- 症状のあらわれ方： ゆるやかに熱が上昇する
- 合併症：気管支炎・肺炎などがまれにおこる
●インフルエンザの特徴
- 原因：インフルエンザウイルス
- ウイルスの活動時期：12月～3月
- 症状：38℃以上の熱・頭痛・関節痛・筋肉痛・悪寒・倦怠感など
- 症状のあらわれ方： 突然高熱が出る
- 合併症： 気管支炎・肺炎・脳炎・脳症など重症化することもある
インフルエンザかも？お薬は早めに飲み始めることが大切
インフルエンザ治療薬の効果が期待できるのは、 発症から48時間以内に飲み始めた場合です。
インフルエンザウイルスの増殖スピードは速く、ウイルスが増えすぎてからではお薬の効果が期待できないのです。
とはいえ、 感染後12時間以内の検査では陽性にならないこともあります。
迷った時は医療機関に電話で相談をしましょう。
適切な時期にお薬を始めた場合は、通常1〜2日発熱期間が短くなります。
インフルエンザにかかったら自宅で療養が必要
熱が下がってもまだウイルスは排出されています。
インフルエンザにかかったら 最低5日間および熱が下がってから2日の自宅療養が必要です。
かぜもインフルエンザもウイルス対策で撃退
予防対策として以下のようなことがあります。
- マスクの着用
- 室内の適度な加湿
- 手洗い・うがい
- バランスの良い食事
- 十分な休養
- 人ごみをさける
厚生労働省のインフルエンザワクチンリーフによると「ワクチン接種を受けた高齢者は死亡の危険が1/5に、入院の危険が約/1/3〜1/2まで減少することが期待できる」とあります。
（出典：厚生労働省「インフルエンザワクチンリーフ」より）
しのき医院ではインフルエンザ予防接種を実施しています。
ご希望の方はお気軽にご相談ください。
