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胃がんは「早期発見」で治る可能性がグンとアップ!症状が無くても【胃カメラ検査】をうけましょう

皆さま、こんにちは。
相模原市南区南台の内科・消化器内科「しのき医院」です。

 

2019年に胃がんと診断された日本人は、男性約8万5千人、女性約3万9千人です。
(出典:国立がん研究センター「がん情報サービス」より)

 

胃がんは男性がなりやすい傾向にあり、すべてのがんのなかで、大腸がん、肺がんについで3番目に多い病気です。

 

胃がんは、初期にはほとんど症状がありません。

ほかの胃の病気と症状が似ているので「たぶん胃炎かな」と自己判断をし、発見が遅れないように気をつけたいですね。

 

今回は、胃がんについてお話しします。

 
 

生存率96%「早期がん」

ステージ別に胃がんの5年生存率(胃がんと診断されてから5年後に生存している人の割合)をみてみましょう。

ステージとは、がんの進行をあらわす言葉です。

2021年に更新されている、国立がん研究センターの2013年~2014年の集計結果です。

 

  • ステージI期 96.0%(早期がん)
  • ステージII期 69.6%
  • ステージIII期 42.3%
  • ステージIV期 6.2%

(出典:国立がん研究センター「院内がん登録5年生存率集計結果2013-2014年診断例」より)

 

早期がんであるステージI期には生存率96%であるのに対し、IV期では6%です。

このことから、 胃がんは早期に発見し、治療を開始することが大切だと分かります。

 
 

胃がんの初期は気づきにくい

症状には胃痛や食欲不振、吐き気、体重減少などがありますが、 初期にはほとんど症状がなく、さらに進行しても症状がでないこともあります。

また、同じような症状があっても胃潰瘍や胃炎の可能性もあるので、 胃カメラ検査でしっかりと診断して治療をすすめることが大切です。

 
 

胃カメラで胃がんを早期に発見できる

胃カメラは胃の粘膜を直接見ることができるので、胃がんの早期発見に有効な検査です。

胃がんになる割合が多くなる 50歳以降は定期的な検査をおすすめします

 

胃がんは進行すると開腹手術が必要になりますが、胃の粘膜にとどまっている早期胃がんは胃カメラで切除できます。

胃カメラで切除するので、おなかを切る必要はありません

そのため回復も早く、約2〜3週間以内には元の生活に戻ることができるでしょう。

 
 

しのき医院では、苦痛の少ない胃・大腸内視鏡検査を実施しています。

気になる症状がある、一度検査を受けてみたいなどお気軽にご相談ください。

 

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